パックス通信

2018.07.25

お役立ち情報

櫓(やぐら)の組み方・設営方法を紹介!お祭り・盆踊りに便利な簡易やぐらとは?

夏お祭りや盆踊りのメインステージといえば、やっぱりやぐら。会場にどっしりとしたやぐらが置いてあるだけで、雰囲気が一気に華やかになりますね。

今年のお祭りシーズンを前に、やぐらの手配はもうお済みでしょうか?一般的に、やぐらを用意するにはレンタルするか購入するかの二択。

そこで今回は、やぐらの手配にお悩みのイベント担当者の方に、レンタルと購入それぞれの方法やメリットなどをご紹介します。「何年・何十年も使っているやぐらがあるが、そろそろ新しいものに替えたい」と思っている担当者の方も、ぜひ参考にしてくださいね。

 


やぐらにまつわるよくあるお悩み……

やぐらに関するお悩みには、このようなものがあります。

① 重くて設営が大変!収納場所にも困る

背丈も横幅も大きく迫力のあるやぐらは見た目こそかっこいいものですが、不便がつきまとうこともあります。特に木製の重いやぐらの場合、「重たくて持ち上げるだけで一苦労」「設営や撤去作業が大変」「使わない時期の収納場所に困る」といった声がよく聞かれます。

② 老朽化してきて耐久強度が危うい

何年・何十年も使っているやぐらは、当然グラつきやキシミが生じてきます。人がその上に乗って踊ったり歌ったりするのですから、安全性はしっかり確保したいものです。

③ 場材を組んだやぐらを使っているので見た目が悪い

建築資材の足場を組んで簡易的なやぐらとして使っているケースがしばしば見受けられます。簡易やぐらは、見た目があまり良くないうえに、耐久強度や安全性の面で不安が残ったりすることも。

これを見て「わかる…」という担当者の方は、ぜひ次項でご紹介するレンタル・購入それぞれの方法やメリット・デメリットを参考に、やぐらの新調を検討してみてください。

やぐらの組み方

脚部をひろげます。
この時に脚部の可動部に手を置かないでください。(ケガの原因となります。)
広げた脚部の上に天板をのせ、天板の四隅にある穴に、脚部上部にあるダボピンをしっかりとはめ込みます。これで1ユニットの完成です。
ユニットの前後の連結は脚部に取り付けられているナットサートに蝶ネジを4か所手締めするだけで簡単に行えます。
蝶ネジを締める際にスムーズに行えない場合は脚部同士が面で当たっているかなどを確認し、あたっていない場合は面同士が接触するように持ち上げて接続してください。
ユニットの左右の連結は、ユニットとユニットの間に天板のワイド幅1枚分のスペースを空け、そのスペースに天板をはめ込む、橋渡しまたは架け渡しといわれる手法で行います。
この前後連結、横連結を繰り返す事でやぐらの土台部分が完成します。

最後に、両サイドのダボピンがむき出しになっているので、破損や怪我の防止のためエンドキャップを取り付けます。この際にがたつきがないかの確認を必ず行ってください。

次にやぐら部分ですが、まず土台部分の四隅にやぐら用支柱を取り付けていきます。
支柱も前後連結と同じようにナットサートが埋め込まれているものや蝶ネジがでているものがあり、支柱にシーリングをおこなっているのでシーリングを基に取扱説明書をみながら蝶ネジで締め取り付けていきます。

次にやぐらトラスを取り付けていきます。
支柱と同じようにやぐらトラス、手すりトラスにもシーリングをしているので取扱説明書をみながら付属の蝶ネジを締め取り付けていけば完成となります。

やぐらの手配方法①レンタルする

イベント会社やイベント備品レンタル会社では、やぐらのレンタルを扱っています。

基本的なレンタル方法は、業者のサイトから希望の商品を探し、日時や期間を指定して注文するだけ。また、業者によっては提灯や音響設備(アンプやスピーカー・マイクなど)、お祭りに必要な機材を一緒にレンタルできるところもあります。

料金については、業者によって幅がありますが、床面積が横3,6m×縦3,6m前後・1段サイズのものであれば、概ね1泊60,000円から150,000円程度が相場です。サイズが大きくなったり段数が増えたり、オプション機材を増やしたりすれば、その分料金は高くなります。

 

レンタルの最大の利点は、収納場所を考えなくていいというところでしょう。また、使用頻度が低いのであれば、費用も安く抑えられます。

やぐらの手配方法②購入する

1年に何度も使う、この先何年間も使い続けるというのであれば、やぐらを購入するのもおおいにアリです。

やぐらの購入料金は、レンタル同様に業者によって幅がありますが、床面積が横3,6m×縦3,6m前後・1段サイズのものなら100万円から200万円前後。費用だけみると高く感じるかもしれませんが、使用状況によっては、長期的に見てレンタルよりも安く済みます。

 

やぐらを購入するのであれば、考慮したいのは「収納に困らないか」「設営や撤去が自分たちで簡単にできるか」「安全性や耐久性に問題がないか」といった点です。

そこでおすすめなのは、アルミ製の折りたためるタイプ。

ひとつひとつのパーツが軽いので、女性や年配の方でも運搬・組み立てが簡単にできます。折りたたんで収納することで、広いスペースもいらなくなります。

また、木製のやぐらのように経年劣化でキシミが出たりすることもないので、安全性や耐久性についても安心です。

まとめ

やぐらの手配方法は、レンタルか購入かの二択。使用状況や使用予定年数、お祭りの規模などを考慮して、レンタルか購入か検討してみてくださいね。

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